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ちょっと更新少な目の今日この頃です。
いまやってる漫画のネームがもうすぐ終わるというとこなんですが、今回の漫画はお話もキャラも好きでストレスが少ないこと、終盤で考えることが少なくなってきたので筆が進みやすいこと、あと、この仕事が早く終われば次は「奴隷」の完結編にかかれるということでやる気がでてることで、なかなからくがきするタイミングがないという感じです。


そんな近況報告、いつも「〇〇してます」と漫画の作業工程の用語を出してますが、「それなに?」と思われてるんじゃないかなーとちょっと思ったのです。
少なくとも私は商業で描くまで、ネームとかプロットとか意味が分かんなかったので(・ω・)
興味があったら暇つぶしにでも読んでみてください。
あくまで私の作業の工程です。



1.ネタだし

「極道たちの恋煩い」の場合は、「極道もの」にしてくれとリクエストがあって、「奴隷」と被らない「硬派で噓ヤクザじゃないかんじ」をメインに、1話から6話までのボリュームで、キャラと関係性と事の起こりから帰結までざっとあらすじを作ります。
乙女ドルチェのコミカライズなんかは、原作本を読んでいます。


2.プロット

大まかなあらすじから、1話単位での詳しいあらすじを作ります。
後述しますが、私のネームはリテイクがあるとかなりダメージが大きいので、読んだだけで動きがわかる程度詳しく書きます。

「極道たちの恋煩い1話」から3ページ目抜粋

アイスコーヒーを飲む組長ふたり。
「どんな具合でしたか?」
「あー、もういつもどおりだ。
 くだらねー。
 舎弟ひとりが懲役いったからってあそこのオカマ若頭がすぐ継いで三島と組むわけじゃねえだろうになあ。
 なにを警戒しろっつーんだよ。
 つったって俺らは会社の役で言えば部長程度のもんだ。
 役員会議は拒否できねえしな。
 つらいよな、兄弟」
由利の肩にひじを置きそうぐちる灰原。
灰原をちらりと見て珈琲を飲む由利。


原作本がある場合は、小説の内容を半分くらいまでそぎ落とします。
字で250ページ程度のものを125ページの漫画にする場合、エピソードをかなり抜粋することになり、もったいないし悩ましい工程です。
この辺りまでは頭で考えてメモして繰り返し読み直し、担当さんと頻繁にメールで連絡取り合う程度。
家でしなくていいことは外でやりたい方なので、割とビアホールとか喫茶店とか、どこか店でやってることが多いです。
京都まででかける電車の中とかでもやってる。


3.ネーム

ネーム


プロットをOKもらって、ページ数で大まかに分けたらネームです。
本来構図やセリフの確認の工程らしく、リテイクの可能性も大いにあるので、そんなに詳しい絵を描く段階じゃないようです。
作家さんによっては棒人間だったり、ピクトさんみたいなキャラだったり。
私はちゃんと絵にできるか不安なのと、棒人間で全部描く時間があるならOKが出た時に下描きとして使えた方がいいという考えで、下描きにできる程度に表情も細かく描きます。
忘れちゃうし。
ネームに手間かける分、リテイクになると遠回りすることになるので、2のプロットでかなり詳しく書いてチェックもらっています。
昔はセリフのテキストも手で書いてたんですが、プロットから打ち込みに替えて、セリフの移動調整なんかがかなり楽になりました。
悪筆で自分でも読めないくらい書きなぐってしまって担当さんを困らせていたのも解消されて、一石二鳥!



画像が多いので、続きはread moreへ↓
4.人物ペン入れ

人物

ネーム兼下描きが通ったら、人物だけ全部ペン入れします。
ベタも同時。



5.背景ペン入れ

背景

背景や人物以外の小物を、描き入れます。
ネームの段階で背景はほとんど描いてないので、下描きもこの時です。
私は背景が一切描けません…いまだにパース定規の意味がよくわかっていません…。



6.トーン

トーン

トーンです。
私は重ねることが多いので、うっかりモワレがしょっちゅうでては原稿の再提出をギリまで繰り返し、担当さんにご迷惑かけています。



7.描き文字とホワイト→完成

完成

Σ(゚Д゚;)のΣや、動いてる効果線、集中線、モノローグのウニフラッシュ、瞳や唇や髪のホワイト、あと描き文字を描き入れて、これで完成。


ブログでいま「〇〇やってる」というときは、その作業をページ数分やってると思って読んでやってください(´∀`*)
そんなわけで、現在126ページ分のネーム作業をやっていますw
先は長い…。
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